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第2回スチームパンク武装撮影会 第6話『開始』

『注意』
この記事は、第2回武装スチームパンク撮影会の記事です。
ストーリーになっており、フィクションの内容となっております。ご了承ください。
写真撮影は(
ザン・ウー様)(しめ鯖様)(せーゆ様)にして頂きました。ありがとうございます。
※一部ツイッター上の物も使わせていただきます。

前回のお話







━━領主の館・地下━━


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「はぁ・・・このままどうなるんだろう、僕達・・・」

 深いため息と共に項垂れる牢内のモリブデン。ゴットヘルフやマチルダ、ヒヨコも同様に表情はどこか陰気である。牢内の雰囲気も少し暗くなった気がした。

「僕、獣人だし・・・皆より絶対に刑が重くなるよな・・・」

 残酷な想像が脳内を駆け回り、大きくなっていく。空想の世界のモリブデンの首は飛び、体は裂け、血は流れた。だんだんと青ざめてくるモリブデンを軽く小突くヒヨコ。

「ったく!すぐ暗く考えるのは悪い癖だぜ、モリブデン!」

 ゴメン、と反省しながらも、親友の励ましに表情を明るくするモリブデン。そんな若い二人の様子を見ながら、
ゴットヘルフは肩をポンポンと叩きながら冷やかす。

「そうじゃよ、お前さんだけ重くなる事はない。・・・全員同じで仲良く死刑じゃよ・・・ホッホ」
「ひええ~~そ、そうなんですか!?ま、まだ私の研究は完成していないのに・・・」

隣にいたマチルダのがっくりとした様子に笑いながら、気配を感じていた
ゴットヘルフは声を向ける。

「ホッホッホ・・・来たようじゃな」




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 錠前が解かれる音と共に、皆の視線の先にいたのは、淀川であった。背後には淀川班の兵士達も控えていた。
ゴットヘルフは目を細め、何かを汲み取ろうとしていた。深川条約機構の瞳と比較し、淀川の表情には戦士としての冷たい感情が感じ取れた。だが、同時にその奥に佇む「義」を見た。

「な、なんです!?も、もう処刑ですか!わ、私は嫌々反乱に参加しただけですー!今の領主に不満なんてありませんわ!」

 突然現れた軍人達の姿に、あわわとマチルダが声をあげて弁明する。慌てて、腰からランタンのような物を取り出し説明する。

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「わ、私は、もうそりゃもう中央政府や貴族になんか、何の不満もございませんわ!森の奥でひっそりと怪しい・・・じゃない世界平和の為の研究をしているだけです!な、な、何も怪しい不穏分子でいつか貴族に仕返しなんて考えておりませんわ!こ、これもただーの綺麗なランタンで決して、殺傷力のある毒物なんかじゃありません!!」

「全部聞こえてるじゃねーか!」

 ヒヨコが手で顔を覆い、駄目だこりゃ・・・と深く息をつく。淀川班のメンバーはそんな民兵達の様子を気にする事なく、牢屋を開放し、格子ごしに近づいてくる。彼らの手にあったのは・・・民兵達の武器であった。



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  淀川班の兵士達は、それぞれの武器を渡していく。

「ほら、アンタ!この最強のスナイパーのシャルロッテおねーさんがわざわざ返してあげるんだから、しっかりやりなさいよ!」
「お、おう・・・」

 ぎこちない表情で装備品を受け取るヒヨコであったが、その顔は釈然としていない。他の民兵たちも、受け取りこそしたが、理由が分からず、困惑している。ただ、一人、
ゴットヘルフは何かを理解しようとしていた。


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「なるほど・・・どうやら、お前さん達も、何か覚悟したようじゃのう・・・」
「・・・弁明するつもりはない。ただ、これよりは我々は軍人としてではなく、信念に基づいて動く。・・・それだけだ、”バーグラー”」
「ほっほ・・・懐かしい名前じゃのう・・・」
「貴方ならおそらく、その若者達を導けるだろう。我々は我々で動く・・・貴方たちの健闘を祈る」

 言葉は少なかったが、淀川とゴットヘルフは何を通じ合わせる事ができた。仲間ではない。しかし、今は目的が同じになった。一方は信念の為、そしてもう一方は市民の為に・・・理由は違えど・・・


・・・領主一派を倒す・・・













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「わ、私の武器だぁぁ!ありがとうございますぅ~~!!!前からやはり軍人さんは最高だって思ってたんですよぉ~~!軍人万歳!軍部最高!」


他の三人の民兵は無言でマチルダを見つめた。











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「ではわしらは領主の部屋へと向かう。軍人さん達も無理なさらずにのう・・・」


 そう言い、感謝をすると、地下牢から出て行き、駆けて行く民兵達。彼らの反乱が成就するかどうか・・・それは分からない。ただ、自分自身が行った事に一片の後悔もない。淀川は大きく呼吸をついた。



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「さて・・・皆には迷惑かけるが・・・我々も、そろそろ行動に移すか」
「そうだね、僕も早く斬りたくて仕方が無いんだよ・・・」

 凪橋は静かな笑みを浮かべると、民兵達が駆けて行った方向とは逆側にある格子に目線をやり、柄に手をかけた。気づけば、人造天使もシャルロッテも表情から笑顔は消えていた。ピリピリとした空気が張り詰めていく。

「随分待たせたな・・・では、いくかな・・・!」


 淀川は呟き、四人は体の向きを変え、同時に構えた。その先には・・・。





















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「ヘヘヘ、感動モノだなぁ・・・おい?」
「くだらねぇ・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・」


 傭兵達が武器を取り、睨みつけてくる。
 重く錆びた格子が少しづつ開いていく・・・そしてそれは・・・・・・戦いへの秒読みである。






━━━━━━━
主な登場人物(台詞がある人物達から順に紹介してゆきます)

淀川シオン(
淀川シオンさん
ゴットヘルフ(コービーさん
マチルダ(マチルダさん)

次回いよいよバトルです!
マチルダさんはちょっとギャグキャラ扱いになってしまってますが、見せ場はちゃんとあるので!
バトルシーンをまだこのシリーズで書いていないので、不安ですが、あくまでも素晴らしい皆さんの装備と素晴らしい写真がメインなので・・・文章はオマケみたいなものです。


写真に写ってはいても、出番がない方は、今後もしっかり出番を作っていきたいと思います。

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