第2回スチームパンク武装撮影会 第9話『仲間』

『注意』
この記事は、第2回武装スチームパンク撮影会の記事です。
ストーリーになっており、フィクションの内容となっております。ご了承ください。
写真撮影は(
ザン・ウー様)(しめ鯖様)(せーゆ様)にして頂きました。ありがとうございます。
※一部ツイッター上の物も使わせていただきます。

前回のお話

━━領主の館・地下━━

 

IMG_3531_20161207105406502.jpg



「クソが! 貴様はもう終わりだ!!!」

凪橋はもう限界であった、何度も斬撃を浴びせたが、オニ・ムサシは攻撃をくらいながらも迫ってくる。カタカタと刀を震わせる凪橋は一筋を汗を垂らしながらも、口元は笑みを浮かべている。

「何が面白いんだ!クソガキが・・・!」
「確かに、ナンバリングでいえば、君が年上かもね。でも、棟でいえば、僕のが年上だよ」

急な不可解な言葉に目をしかめる。オニ・ムサシ。

「何を言っていやがる!!狂ったか!?」



IMG_3525.jpg



「いや、記憶を失っていないだけだよ」

舌打ちと共に襲いかかる。オニ・ムサシ。
激しい音が響き、強力な一撃が、刃ごと、凪橋の頭を強打する。
流れる血に、満足そうに息をつくオニムサシあったが、刀の奥の笑みは優しく囁く。


IMG_3535.jpg


「フッ・・・やっと解き放たれるか。・・・でも後悔はしない。僕は”やる事”をしたんだから」
「ケッ負け惜しみを、てめえ見てえな口だけ善人野郎はそう言って死にやがれ!」

「哀れだね、そう調整されたのかい?ナンバー『634』・・・・・・?」


IMG_3679.jpg



「なんだと・・・!?」

「正確には、君は・・・2番炉・・・『02-634』僕は『00-784』・・・僕のが先輩さ!」

全身の傷を抑えながら、距離を置く。凪橋。
戦局では、完全にオニムサシが優勢ではある、しかし、オニムサシの頭には何かが広がっていた。


・・・考えた事がなかったが、俺はどこで生まれた・・・?
・・・・・・俺の親は・・・?俺はどこから来た・・・?


俺は・・・・・・誰だ・・・!?



IMG_3479.jpg



「ウ・・・ウガアアアア!!!!」

何かがショートする音と共に、凪橋に襲い掛かる。オニムサシ。
口元に笑みを浮かべた凪橋は構える。




「後は任せたよ・・・・・・仲間(みんな)!」





鈍い音が牢屋に響いた。



























IMG_3543.jpg



「・・・・・・!?」


決まったかと思った勝負は覆された。
一瞬の隙に、シャルロッテは短銃に持ち替え、Fの銃口を狙い撃ちした。


「隊長が頑張ってるんだから、シャルロッテおねーさんだって負けてられないのよ!」


IMG_3561.jpg 


立て続けに短銃を連射するシャルロット。装甲の隙間を縫うように放たれた弾丸は確実に、Fの体内へと消えていった。ぐらつくFはしばしの沈黙の後、後ずさりを始める。





IMG_3705.jpg


「・・・・・・ここまでか」

「ちょっと!あんた喋れるの!?意外と良い声じゃない」

「・・・・・・借りは返す。必ずだ」


踵を返し、その場から走り出すF。
シャルロッテは、立ち上がり、後を追おうとするが、背後から、怒号とも悲鳴とも言われる声が響き渡る。











IMG_3592.jpg


「お、俺は誰だ!?俺はーーッ!!!グオオオオ!」

型も、構えもなく、ただ得物を振り回し、シャルロッテへと襲いかかってくる。
それは、穢れた仕事を完全にこなすプロフェッショナルの姿ではなく、箍が外れた粗暴なる破壊者であった。正気を失ったオニムサシだが、その動きは素早く。刹那にシャルロッテの眼前に飛び込んだ。

しかし

















IMG_3619.jpg


がくんと、崩れるオニムサシ。

「馬鹿な・・・何故・・・!!」

気づけば、オニムサシの下肢には鋭い斬撃の跡が残っていた。
この切り口は、凪橋のそれであった。

自らの命と引き換えに、後と仲間に託した凪橋。
仲間に見捨てられ、一人、敵の銃口に晒されたオニ・ムサシ。



オニ・ムサシの意識は潮が引いていくように清らかであった。
そこには、正義も、悪もない。ただただ、綺麗だ。

脳裏に凪橋の姿が浮かぶ。


461A7838_R_20161207113916e0f.jpg


『もういい、僕達のようなものたちはこの後の世界には必要ないだろう』

「・・・・・・くそったれが・・・・・・」


吐き捨てる。ムサシ。しかしその顔は清清しいものであった。







IMG_3625.jpg


銃弾に撃ち抜かれ、崩れ落ちるムサシを見て、目を細めるシャルロッテ。
そこには、お調子者の姿はなかった。






━━領主の館・広間━━


そこには、別の集団が対峙していた。


「やれやれ・・・老体に鞭を打つとするかのう」


IMG_0044.jpg







「クソゴミムシどもがっ!!!このエリート部隊の俺様が踏み潰してやるよ!」



IMG_0060.jpg





━━━━━━━

今回も軍人vs傭兵は決着です。
オニムサシさんと凪橋さんは同じ、生体兵器だった・・・・?
という完全オリジナルの設定を入れてみました。

Fさんはもしかしたら別の世界線でまた登場するかも・・・?

さて、次回はいよいよ 民兵vs私兵 です!
さあ物語も佳境です!


写真に写ってはいても、出番がない方は、今後もしっかり出番を作っていきたいと思います。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント