第2回スチームパンク武装撮影会 第18話『混迷』

『注意』
この記事は、第2回武装スチームパンク撮影会の記事です。
ストーリーになっており、フィクションの内容となっております。ご了承ください。
写真撮影は(
ザン・ウー様)(しめ鯖様)(せーゆ様)にして頂きました。ありがとうございます。
※一部ツイッター上の物も使わせていただきます。

前回のお話



━━領主の間━━━



「大変でございます!館内は戦闘状態に突入!ヴァレン様、BD様も行方不明。蒸気実験部隊メッサー班とも連絡がとれません!」
「報告によると、淀川班の隊員2名と、牢から逃げ出した民兵2名がこちらへ迫ってきているとのことです!」

 喚くように報告をする側近達の声を、どこか他人事のように聞く領主。しかし、屋敷内から聞こえる叫び声や剣戟の音は、確実に近づいている。


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「ふむ・・・まずいな。ブラザーよ。どうすればいい?」



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「・・・ハッ?あ、はい・・・ご、ご安心ください!ヌハハ・・・。今妙案を考えているところでございます」

 領主から尋ねられたビッグブラザーは動揺した声を出して、応えた。彼は身支度を済ませ、鏡に向かっていた。声は普段と同じ、余裕と陽気に満ちたものであったが、頬を伝う汗が止まらない。



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「心配いりませんわ。領主様に楯突こうなどありえませんわ。敬愛する領主様に、皆心服しておりますわ」








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「心配いりませんわ。領主様に刃向かおうなどありえませんわ。畏怖する領主様に、皆平伏しておりますわ」

 決められた言葉を読み上げるように、女官のシトリーとイブリンが領主の両側で気持ちを静める。彼女達にとって、これが生き方なのである。他者などはどうでも良いのだ。











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「さて・・・これ以上は、ページをめくる必要はないようですね」

 部屋の片隅にいた男は、本を閉じ、扉へ目線を送る。
 貴族達には、男の姿は見えないのだろうか。








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 勢い良く、扉が開くと同時に、側近達が倒れこむ。そして、淀川シオン、シャルロッテ・ローマン、モリブデン・・・遅れてゴットヘルフが部屋へと雪崩れ込む。とうとう、両者が対峙したのだ。












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「ええい!身を弁えない下賎な愚かものどもめ!」
「本当ですわ、汚らわしい」
「本当ですわ、恥ずかしい」

 叫ぶビッグブラザーと女官達。傍らにいる深川も軽蔑する目を浮かべ。






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「全く・・・君達はこの街を混迷させる恐ろしい存在だ。しかも淀川班にいたっては軍の裏切り者。不忠の極みだね」







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「なんとでもいえ。私は軍人だがその前に愛国者だ。この街を腐敗させているお前達の命には従わない」





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「隊長の言う通りだね、一番混迷させているのは、アンタ達だよ!・・・丁度良かったこういうヤツらを倒すのが・・・正義の味方の仕事だよ!」

 シャルロッテは銃口を向け、睨みつける。かけがえの無い仲間を失ってまでここまできたのだ。必ず・・・仕留める。それは淀川も同じだ。拳に力が入る。






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「ゴットヘルフさん!・・・何でここへ来たの・・!?」



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「悪いのう・・・やはり自分の手で、片を付けねば・・・気が晴れんでな」

 か細い声で呟くゴットヘルフ・・・しかし先ほどとの目つきの違いをモリブデンは感じ取っていた。力強く頷いて、共に貴族達へと目をやる。

「・・・・・・分かった・・・!終わらせましょう」












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 構える4人の前にビッグブラザーは口を歪ませた。まさか・・・本当に・・・我々に手を出すのか・・・!

















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「フハハハハ!貴様らみてえなクソゴミ虫どもが、偉大なる貴族様に銃を向けるだとぉ・・・!ふざけんなぁぁぁ!」







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 叫び声と共に現れたのは、行方不明になっていた、CARDのリーダー、ヴァレンだった。正気を失った瞳と声で、四人の前に立ちふさがる。




 最後の戦いが・・・始まる・・・!!






━━━━━━━

さあ!最後の戦いが・・・始まります!

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