第2回スチームパンク武装撮影会 第19話『終結』

『注意』
この記事は、第2回武装スチームパンク撮影会の記事です。
ストーリーになっており、フィクションの内容となっております。ご了承ください。
写真撮影は(
ザン・ウー様)(しめ鯖様)(せーゆ様)にして頂きました。ありがとうございます。
※一部ツイッター上の物も使わせていただきます。

前回のお話



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・・・全ての始まりは・・・全ての終わり・・・。
先人達の御言葉は身に染みますね。

さて、この物語の終わりはどのようになったのか。
一緒にご覧ください。







━━領主の間━━━

 窓の外では、尚も戦乱が続いている。しかし、兵士の声より、民衆の怒号が増してきたようである。恐怖と暴力は今ここで消えようとしている・・・。そして、この間において、最後の暴力が始まる。




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「貴様らぁ・・・CARDをここまでコケにして、貴族様に刃向かおうなんて舐めた真似しやがって・・・!!」

 ヴァレンは歯を剥き出しにして吼える。対面にいる4人の中で、淀川が一歩距離を詰めた。しかしヴァレンは続けて叫ぶ。後ろのビッグブラザー以下貴族達は緊張した様子で目を向けている。







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「クソ!美女達に囲まれて、おもしろおかしく暮らしてやがったのに!てめえらが全部ぶち壊しやだったんだ!何が不満だ!貴族様の強大な力に守られて、何にも怯える事なく暮らしていたこの街を!お前らがこんなにしやがったんだぞ!」

 淀川の目つきが厳しくなり、また一歩近づいた。しかしヴァレンは気にせず続けた。

「特にてめえら軍人どもは気に食わねぇんだよ!黙って命令に従ってりゃいい犬が!!泥と汗に塗れてどこかの戦地でドタバタやってりゃ良かったんだよ!この部屋だってなぁ!てめえらみてえのが来るところじゃ」













「もういい、黙れ」















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ドガッ

 次の瞬間、ヴァレンの顔に、淀川のビックバンドが打ちこまれていた。











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「ほれ、逃がすかよ!」

 すかさずゴットヘルフが杖を振ると、それは三つの節に分かれ、ヴァレンの足元を狙い打った。バランスを失ったヴァレンは床へと転げる。




















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「ぐぁ・・・ひぃぃ・・・。い、痛てぇ・・・・・・ハッ!?」

 床に転がり、顔を抑えるヴァレン。その表情は痛みで醜く歪んでいた。そして、その頭上には、銃口が向けられていた。シャルロッテは表情を変えないまま、引き金に指をかけている。

「あが・・・た、助けて・・・・・・・・・」








 シャルロッテの目は冷たかった。
 それは、人を殺す目ではない。民衆を助け、隊長の命令に従い、ただ事を処理する・・・目だ。ヴァレンの言葉に僅かに微笑み、呟いた。













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「そう言った相手を・・・・・・アンタは何人殺したんだ?」


 次の瞬間、引き金が引かれ、小さな銃声が響いた。












 最後の駒もなくなった、領主は慌てる。

「どうすればよいのだ、ブラザーよ」









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「お助けください。私は無理やり従っていたのですわ」
「お許しください。私は嫌々やらされていたのですわ」

 イブリンとシトリーは、もはやこれまでと投降しようとした。彼女らにとって、権力の消失が、忠誠の消失でもあるのだ。ビックブラザーは目を見開いて、狂ったような声をあげた。









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「く、くそぉー!ワシを裏切るなんて許さんぞ!」








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「こ、この女の命が惜しければ投降しろ!ヌフ・・・ヌフフ・・・!」
「ブ、ブラザーよ・・・だ、大丈夫なのか?」

 ブラザーと領主は、女官二人を盾に取り、武器を向ける。













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「チッ・・・往生際が悪いのぉ」
「無駄な抵抗はしないで!無益に殺す気はないんだ」





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「終わりだ、投降しろ」











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 しかしブラザーは狂乱し、銃を向ける。深川も刀を抜き、場は騒然とした。少しの間、室内には弾が飛び交い、火花が散った。・・・しかし、戦いを切り抜けてきた四人の相手ではなかった。すぐに、領主の間は・・・静まり返った。

























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 イブリンとシトリーは、ブラザーの凶弾に倒れた。領主も抵抗したが、銃撃戦の際の流れ弾に撃たれ、座したまま命を落とした。全ての戦いはこれで終わったのであった。床に倒れた貴族達の亡骸は、権力の終わりを意味した。
 こうして・・・領主は討たれ、街は民衆達を中心に再興されたという。






















 淀川とシャルロッテのその後は軍の記録に残されていない。噂では、軍法会議にかけられたとも・・・二人で軍を抜けたとも囁かれた。そして・・・この戦いで戦死したと思われた凪橋・・・そして破壊された人造天使の亡骸も・・・屋敷から消えていたという。

 ゴットヘルフは街の復興の中心人物となり、街を建て直したと言い伝えられている。その傍ら、孫の墓参りを欠かさずに、供養し続けたという。モリブデンも、ゴットヘルフに協力し、戦いで傷ついた人々の療養所を設立したという。そこは、マチルダの遺した研究所跡地に建てられた。そこは、人種や身分に関わらず、受け入れたという。その中で治療を受けた者達の中に、蛇の獣人や、ある貴族の遺児の女性がいたという記録も残されている。





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 深川はこの戦いの混乱の最中、館から姿を消したという。彼は、再び豊富な資金を使い、傭兵達を集めるかもしれない。しかし、この街を再び覆う事はないだろう。
 この街の民衆達の胸の中には、街を救った八人の英雄達の姿が焼き付いているからだ。











  end.........?





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 この撮影会が、2016年の2月に行われました。
 それから一年以上がかかりましたが、やっとブログがひと段落しました。
 素晴らしいカメラマンさんと素晴らしい参加者様のおかげで、とても良い撮影会になりました。

 この撮影会は、設定づくりや、所属ごとのグループDMなど、撮影前から、念入りな話し合いが行われました。ゆえに、各グループの皆様の統一感や、世界観の共有がとても素敵だと思います。
 単にスチームパンクというドレスコードだけではないのが、この武装撮影会の魅力の1つだと思っています。慣れている方もそうでない方も、設定をつくり、(イラストまで描いていただいた方も大勢居ます)本当に感謝しています。

 撮影においても、RP全員が監督となり、当日動きました。お手伝いさんのミドルさんにも大変お世話になりました。私がやりたかった「ストーリー撮影」「グループごとの大規模戦闘」という自己満足を無事に果たすことができて、本当に嬉しかったです。是非今後のRP主催の撮影会も、参加していただければと思います。


 参加者の皆様、カメラマンの皆様、お手伝いの皆様、そしてこのブログを応援してくださった皆様。
 本当にありがとうございました!!!



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